大学受験で必要な英単語、しっかりと記憶するにはどんな覚え方をしたら良いでしょうか?

そんな質問を頂くことがあります。

実は、この答えはとても簡単で、既に脳科学的な知見から答えがでています。

今回はその脳科学的な知識をベースにしながら大学受験に役立つ英単語の覚え方をご紹介します。

暗記法と記憶の種類

記憶は大きく分けると2種類に分かれます。1つは短期記憶、もうひとつは長期記憶です。

短期記憶というのは数時間や数日で忘れてしまう、あなたの脳が比較的重要ではないと判断した情報です。

長期国はあなたの脳が大切だと判断したので長い期間残っている情報のことです。

例えば、昨日の晩御飯を覚えていますか?覚えているなら、あなたは短期記憶が優れているかもしれません。覚えていなくても昨日の晩御飯というのは基本的に短期的な記憶ですから、「私は記憶力がないんだ・・・。」と落ち込まなくても大丈夫です。^^

大学受験の場合は一夜漬けするわけにはいきません。しっかりと記憶に定着させることが大切です。それなので、情報を短期記憶ではなくて長期記憶にする必要があります。

英単語だけでなくて、すべての教科で言えることですが、情報をあなたの脳に「この情報は大切だから短期記憶ではなく長期記憶だ!」と認識させることが大切です。

情報を長期記憶だと認識させてしまえば受験の合格もかなり現実的になります。では、どのようにすれば情報を短期記憶ではなく長期記憶にできるのかをご紹介していきます。

安河内哲也と東大生

英単語 大学受験

情報を脳に長期記憶と認識させるポイントは「繰り返し」もしくは「印象的」のどちらかです。

例えば、頻繁に目にするものや頻繁に通る道路ってあなたの頭の中にしっかりと記憶されていますよね?

どんなに眠くてたまらなくても最寄り駅から自分の家まで迷子になって帰れないということはないはずです。なぜなら帰り道は何度も繰り返しているので長期記憶としてあなたの頭に定着しているからです。

必ずしも良くない場合もあります。例えば、プールで溺れた経験をしたことがある人はプールで二度と泳げなくなるかもしれません。それはその人の脳の中で「プール=溺れる=危険」という認識で長期記憶になっているからです。

大学受験の英語といえば安河内哲也先生ですよね。予備校の先生の中でもトップクラスのいわゆるカリスマ講師という先生です。

大学受験の場合は印象的な記憶をするよりも繰り返しで記憶を定着させる方が適しています。覚える量がそれなりにあるので、ひとつひとつを印象的な記憶として定着させるのは労力がかかりすぎるからです。

安河内先生の勉強法は今回の脳科学的知見を活かした記憶法にとてもぴったりな提案をしています。

1つは皿回し記憶法です。英語の記憶は皿回しのようなもので、常にメンテナンスをしてあげないと忘れてしまうということです。これはまさに繰り返しをするために大切な考え方です。

一定期間が過ぎて繰り返しがされないと脳は情報を短期記憶として処理してしまいます。それなので、あなたの脳にしっかりと記憶させるためには繰り返しが大切です。

もう一つはイメージ記憶です。例えば、stirという単語があります。この単語の意味は「かき混ぜる」です。stirとつぶやきながら手をくるくるかき混ぜる動作をします。

こうすることで脳に印象的だと認識させることができ、情報を長期記憶にできます。

ただし、これは時間がかかる暗記法です。主に繰り返しをする覚え方をしながら、どうしても覚えられないものはイメージすると使い分けたほうが良いでしょう。

東大生の暗記法もこれと同様です。「東大生」と一口に言っても様々な東大生がいますが、基本的に多くの東大生は繰り返しで記憶を定着させています。

私がインドの大学にいた頃に京都大学に合格したけど蹴ってきたという日本人のクラスメイトがいましたが、彼もやはり繰り返すことを大切にしていました。

一般的に東大生というと特殊な勉強をしていると思われがちですが、特殊な記憶力を持っている一部の人を除くと、コツコツと地道に勉強している学生がかなり多いです。

特殊な勉強法というのはメディアで話題になりやすいですし、注目されがちなんですけど、受験勉強という点からするとそういったことは必要ありません。愚直に繰り返すことのほうがよっぽど効果的ですし、大切です。

TOEIC向けのアプリ

英単語 覚え方

社会人だけどTOEICの暗記法が知りたい!という人から質問を受けたこともあります。

これは様々な意見ができますが、おすすめはアプリです。

社会人のほとんどの人が今はスマホを使っていると思います。それなので、本よりもスマホで勉強ができた方が良いですよね?

特に出社時のカバンって本を入れると結構なスペースを食って大変だったりするはずです。

スマホのアプリであれば充電に気をつけるくらいで特に持ち物のスペースを気にする必要がないのでおすすめです。

この場合も受験勉強と同様に「繰り返し」を重視しましょう。

それなので、「おすすめのアプリはありますか?」と聞かれれば「繰り返しができるアプリです。」と答えています。

もっと具体的なアプリ名を知りたい人もいると思うので一応、紹介しておきます。

有料の場合はアルクの「キクタン」です。これを一気に繰り返すのがおすすめです。私の場合は記憶のメンテナンス程度にしかつかわないので、1120語を50分ぐらいでチェックしています。

1単語あたり2秒くらいしかかけていない事になりますが、いちど長期記憶にしてしまえばこれくらいの時間しかかけなくてもしっかりと頭の中に残るようになります。

時間のないサラリーマンは特に、じっくりと覚えるというよりは繰り返しさくさくとタイムプレッシャーをかけながら覚えるのがおすすめです。

書くこととCD

今回は大学受験に使える英単語の覚え方をご紹介しました。

英単語の記憶でもっとも大切なことは繰り返すことです。これは昔から言われていることでもあるし、実際に結果の出る方法でもあります。

しかし、すべての日本人が東京大学や京都大学にいけるわけではありません。要因は様々ありますが、やはり繰り返すことというのはシンプルなんだけど辛い作業なんです。

同じ単語と何度も顔を合わせるのってしんどくなってきますよね?だからこそ、ほとんどの人が挫折してしまいます。社会人の英語の勉強なんて特にそうですね。

多くの人が挫折してしまうからこそ、愚直に続けられた人はしっかりと結果がでます。

大切なことは繰り返しだということを忘れないで下さい。

合わせて利用すると便利なのが書くことです。繰り返し書くと脳に印象が残りやすいのでおすすめです。

さらに手軽に繰り返せるのがCDです。

聞き流すだけではだめですが、意識して繰り返し耳から情報を入れることで記憶に定着します。

今回の記事を参考にして大学受験の英語の勉強や社会人のTOEICなど上手に記憶してくださいね。

今後も勉強法や英語学習についてご紹介していきますので、気になったことがあれば気軽にコメントで質問してくださいね。^^